謙虚さの意味
「実るほど、頭を垂れる、稲穂かな」ということわざがあります。実った稲穂が傾くように、人間も徳や学問が深まるにつれ、謙虚になっていくという意味の言葉です。謙虚さって聞くと、自信なさげで卑屈になること?って勘違いする人がいるかも知れません。実際、謙虚な人よりも、自信満々の人の方が頼りがいがあるように映るかも知れません。でも、周囲に愛され人生を楽しく幸せに過ごしている人は、本当の意味での謙虚さを持っている人なんです。どういうことか、わかりますか?
「謙虚さ」の正体
① 謙虚さの側面1 多幸感
謙虚さには2つの側面があります。1つ目の側面をズバリ言うと、「小さな幸せに気付く力」です。あなたは今生きていて、感謝できることはいくつくらいありますか?普通の人なら10~20個、多い人で50個以上思いつくかもしれません。感謝できることが100個を優に越え、その1つ1つに日々感謝の思いを向けている人は、偉人に多く見られる人格ですが、間違いなく「謙虚」に日々を過ごしている方です。京セラ創業者の稲盛和夫氏、パナソニックの前身の松下電器創業者の松下幸之助氏、現イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏などは、その代表的な方々です。
権謀術数を否定し、日本人の純粋で謙虚な「美しい心」を原理原則とした経営指針で多くの経営者を導いた稲盛氏。人々の暮らしが豊かになることだけを一心に考え、従業員一人一人を大切にし、果てには「経営の神様」と呼ばれた松下氏。そして毎日トイレを素手で掃除することから始め、町中を掃除し「日本を美しく会」を立ち上げ、職場や町を清めて王道の経営方針を貫き、「掃除の神様」として名を馳せた鍵山氏。どの方も謙虚さを地で行く方々であり、伝説となっているエピソードも絶えません。
② 謙虚さの側面2 成長の原動力
謙虚さのもう一つの側面として、「我以外皆我師(われ以外みなわが師)」という言葉があります。小説「宮本武蔵」の有名作家、吉川英治氏の言葉であり、名将野村克也監督が好んで使われていた言葉です。1つの道を極めていくことは大切なことですが、極めれば極めるほど井の中の蛙になっていくのも事実です。少しできるようになれば有頂天になるのが人の性です。そうならないためには、他の世界を生きる人の話を真剣に聞くことです。そうすることで、自分がまだ無知で未熟であることが分かり、視野が広がります。その姿勢こそが「謙虚さ」、「更なる成長への原動力」という側面です。
③ 本当の意味での謙虚さ
謙虚さとは、自分が永遠に成長し続けるために必要なものです。周囲にある小さな当たり前の幸せに気付き、感謝し、恩返しをしていくことから謙虚さは始まります。それは卑屈なものではなく、自分の心を磨いていく楽しい過程そのものです。人は一生自分の心で生きていきます。自分の心を愛し磨き続けることこそ、謙虚であり続けることの魅力の一つなのかもしれません。
集中の極意 ~内なる自分への一歩~
リラックスできると学力が伸びるのかというと、それだけでは不十分。今日は、リラックスを土台にして高めていく力、集中力がテーマです!
集中力を高めるには?
① 内的集中と外的集中
集中力とは、自分の注意をその対象に集める力、そして、それを持続する能力のことです。この力を高めれば高めるほど、いろんなことに成功する確率が上がっていきます。そして集中には大きく分けて、内的集中と外的集中の2種類があります。
内的集中とは、自分の感情や心の内側に向けられる集中のこと。消極的・悲観的な感情やプレッシャーなどが、この内的集中を乱します。リラックスにより心を落ち着け、ゆったりした気持ちで、意識をあちこちに飛ばすことなく、ピタッと一つの意識に留まることができるようになる状態、そしてそれを持続させられることが、内的集中を高めるということです。最近のスポーツでは「ゾーン」という言い方もしますね。
外的集中とは、周りの人や物、環境など、外側に向けられる集中のことです。外的集中の中にも、一点集中と分散集中の2つがありますが、一点集中がまず重要です。
② 一点集中力の高め方
一点集中とは、一つの対象物にすべての集中力を注ぎ込むことをいい、一点集中力が弱ければ、視界に入る雑物が気になってしまい、雑念を生みやすくなります。また一点集中は、できるだけでは不十分、どれだけ持続させられるかがポイントです。
オリンピックの射撃で金メダリストの蓮池猛夫選手は、部屋の中を暗闇にしてろうそくの炎を凝視したそうです。ところがろうそくの炎はすきま風で揺らぐので、今度は線香の火にかえ、さらに集中力をトレーニングしたそうです。そのうち、射撃の標的の中心が線香の火のように赤く見え始め、得点が飛躍的に高まったと話されていました。
リラックスし、内的集中によって心を波紋のない水面のように静め、それを外的一点集中に持っていくには、やはり何らかの訓練が必要です。消しゴムを机に立てて置き、消しゴム以外見えなくなるくらい集中力を高めてみるとか、訓練法はどんな方法でもいいと思います。集中力を鍛えていくほど、その効果は表れます。
③ 集中力が切れるとき
集中するためには、自分がどんな原因によって集中力を妨げられるのかを知っておく必要があります。集中力を妨げる原因を大きく5つにまとめると、①肉体疲労(睡眠など)、②外的プレッシャー(叱責など)、③内的プレッシャー(自信など)、④外的雑音(スマホなど)、⑤内的雑念(悩みなど)です。自分が考えうる要因には予め対策を立てておくことも、本番の実力発揮につながります。トライしてみてください!
集中の極意 ~内なる自分へ~
リラックスできると学力が伸びるのかというと、それだけでは不十分。今日は、リラックスを土台にして高めていく力、集中力がテーマです!
集中力を高めるには?
① 内的集中と外的集中
集中力とは、自分の注意をその対象に集める力、そして、それを持続する能力のことです。この力を高めれば高めるほど、いろんなことに成功する確率が上がっていきます。そして集中には大きく分けて、内的集中と外的集中の2種類があります。
内的集中とは、自分の感情や心の内側に向けられる集中のこと。消極的・悲観的な感情やプレッシャーなどが、この内的集中を乱します。リラックスにより心を落ち着け、ゆったりした気持ちで、意識をあちこちに飛ばすことなく、ピタッと一つの意識に留まることができるようになる状態、そしてそれを持続させられることが、内的集中を高めるということです。最近のスポーツでは「ゾーン」という言い方もしますね。
外的集中とは、周りの人や物、環境など、外側に向けられる集中のことです。外的集中の中にも、一点集中と分散集中の2つがありますが、一点集中がまず重要です。
② 一点集中力の高め方
一点集中とは、一つの対象物にすべての集中力を注ぎ込むことをいい、一点集中力が弱ければ、視界に入る雑物が気になってしまい、雑念を生みやすくなります。また一点集中は、できるだけでは不十分、どれだけ持続させられるかがポイントです。
オリンピックの射撃で金メダリストの蓮池猛夫選手は、部屋の中を暗闇にしてろうそくの炎を凝視したそうです。ところがろうそくの炎はすきま風で揺らぐので、今度は線香の火にかえ、さらに集中力をトレーニングしたそうです。そのうち、射撃の標的の中心が線香の火のように赤く見え始め、得点が飛躍的に高まったと話されていました。
リラックスし、内的集中によって心を波紋のない水面のように静め、それを外的一点集中に持っていくには、やはり何らかの訓練が必要です。消しゴムを机に立てて置き、消しゴム以外見えなくなるくらい集中力を高めてみるとか、訓練法はどんな方法でもいいと思います。集中力を鍛えていくほど、その効果は表れます。
③ 集中力が切れるとき
集中するためには、自分がどんな原因によって集中力を妨げられるのかを知っておく必要があります。集中力を妨げる原因を大きく5つにまとめると、①肉体疲労(睡眠など)、②外的プレッシャー(叱責など)、③内的プレッシャー(自信など)、④外的雑音(スマホなど)、⑤内的雑念(悩みなど)です。自分が考えうる要因には予め対策を立てておくことも、本番の実力発揮につながります。トライしてみてください!
集中の極意 ~内なる自分へ~
リラックスできると学力が伸びるのかというと、それだけでは不十分。今日は、リラックスを土台にして高めていく力、集中力がテーマです!
集中力を高めるには?
① 内的集中と外的集中
集中力とは、自分の注意をその対象に集める力、そして、それを持続する能力のことです。この力を高めれば高めるほど、いろんなことに成功する確率が上がっていきます。そして集中には大きく分けて、内的集中と外的集中の2種類があります。
内的集中とは、自分の感情や心の内側に向けられる集中のこと。消極的・悲観的な感情やプレッシャーなどが、この内的集中を乱します。リラックスにより心を落ち着け、ゆったりした気持ちで、意識をあちこちに飛ばすことなく、ピタッと一つの意識に留まることができるようになる状態、そしてそれを持続させられることが、内的集中を高めるということです。最近のスポーツでは「ゾーン」という言い方もしますね。
外的集中とは、周りの人や物、環境など、外側に向けられる集中のことです。外的集中の中にも、一点集中と分散集中の2つがありますが、一点集中がまず重要です。
② 一点集中力の高め方
一点集中とは、一つの対象物にすべての集中力を注ぎ込むことをいい、一点集中力が弱ければ、視界に入る雑物が気になってしまい、雑念を生みやすくなります。また一点集中は、できるだけでは不十分、どれだけ持続させられるかがポイントです。
オリンピックの射撃で金メダリストの蓮池猛夫選手は、部屋の中を暗闇にしてろうそくの炎を凝視したそうです。ところがろうそくの炎はすきま風で揺らぐので、今度は線香の火にかえ、さらに集中力をトレーニングしたそうです。そのうち、射撃の標的の中心が線香の火のように赤く見え始め、得点が飛躍的に高まったと話されていました。
リラックスし、内的集中によって心を波紋のない水面のように静め、それを外的一点集中に持っていくには、やはり何らかの訓練が必要です。消しゴムを机に立てて置き、消しゴム以外見えなくなるくらい集中力を高めてみるとか、訓練法はどんな方法でもいいと思います。集中力を鍛えていくほど、その効果は表れます。
③ 集中力が切れるとき
集中するためには、自分がどんな原因によって集中力を妨げられるのかを知っておく必要があります。集中力を妨げる原因を大きく5つにまとめると、①肉体疲労(睡眠など)、②外的プレッシャー(叱責など)、③内的プレッシャー(自信など)、④外的雑音(スマホなど)、⑤内的雑念(悩みなど)です。自分が考えうる要因には予め対策を立てておくことも、本番の実力発揮につながります。トライしてみてください!
距離感を研く ~人間関係の築き方~
人は誰でも苦手な人や、一緒にいて楽な人がいます。類は友を呼ぶ、ということわざがありますが、波長の合う人といると楽しく、逆に合わなくてもその人からはいろんなことを学ぶことができます。人を認め合う波長は、お互いに成長し合って生活していくために必要なものです。快適な距離感は、学習にも必要なソーシャルスキルです。
快適な距離とは
① 人間関係での距離
距離、というと寂しいように聞こえるかもしれませんが、近すぎて逆に喧嘩ばかりしたり、緊張して自分が出せなかったりすることってありませんか?一番大事なことは、お互いを大切にし合える距離感です。支配したり我慢したりする関係は、ずっと続けばお互いのためになりません。では快適な距離を保つには、どうすればいいでしょうか。
君子危うきに近寄らず、という言葉がありますが、まずは、言っていることとやっていることが一致しない人とは、距離をとる方がいいでしょう。その人は自分のことを信頼できていないので、周りに左右され、大切な人を悪気なく傷つける可能性があります。その人が自分に自信を持てるよう支援しつつ、傷つけられても大丈夫な距離をとって、認められるところは認めてあげて、いい関係を築いていってください。
言動が一致する人は、人として信頼できますが、合わない場合はフィーリングの問題です。感性や価値観が自分と近いと感じるなら、そのフィーリングの壁を越えて互いに共感し合える親友になることができると思います。そんな人が見つかれば、人生は一気に明るく楽しいものになるでしょう。友人は人生の宝です。自分らしさを楽に出せる人を大切にし、依存しすぎないように気をつけて、いい関係を築いていってください。。
② 部活・勉強での距離感
部活動などで、1つのことに集中しすぎて他がどうでもよくなったり、大きな壁にぶつかって煮詰まったり、ケガや失敗で気が滅入ったりすることは、人生のどこかで必ずみんな経験することです。そんな時、人間関係で培った「距離をとる」という能力は、問題を客観化し、新たな打開策を生み出してくれる有用なものとなり得ます。
万有引力で有名な科学者、ニュートンの偉大な発見のほとんどは、疫病の流行で大学が休校になり、帰省した田舎でのんびり過ごした約20カ月の間に起きています。発明王エジソンも、ひらめきは考えることをやめた時にやってくる、と言っています。うまくいかない時は、一度自分が固執しているものと距離をとることが大切なのです。つまり、本来の自分自身を取り戻していく中で、物事の意味や打開策に気づくことができるのです。
③ 自己との距離感
人にはどれだけメンタルを鍛えても制しきれない波が存在します。集中力を保ち、快適に物事を続けるためにも、自分の調子を知り、緩急やオンオフ、時には場所ややり方を変えてみることも、自分を活かすために必要なスキルです。
感動と感謝
人生の艱難苦難はすべて、あなたから無限の可能性を引き出すために与えられる。
どんな経験にも意味があり、すべての時がその意味においてつながっている。
苦難を乗り越えるには、それを苦難と感じないほどの大きな器が必要だ。
その器は感謝の心がつくり、感謝の行動がその器を広げてくれる。
感謝ができない者は、真に人を愛することができない。
人に心からの感謝ができる者は己の小ささを知り、自分で責任をもつ経験のある者。
感動とは、純粋な美しさを感じる心から生まれる。
快が私心なき愛として流れ出すときそこに美は生じ、美に心満たされて感謝の心は生まれる。